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素材について

クリアケースの素材について

クリアケースの素材は、主にPVC(ポリ塩化ビニール)、A-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)の3種類がありますが、現在では環境問題を考慮してA-PET、高透明PP樹脂での製作が主流となっております。

お客様のご要望に合わせ最適な素材をご提案しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

素材の比較

  • A-PET:0.20mm厚~0.40mm厚
  • PP高透明:0.25mm厚~0.40mm厚
  • PVC:0.15mm厚~0.40mm厚

※フィルムの厚みの選択については、クリアケースに入れる商品の大きさ、重さ、形状により異なります。

A-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート)

A-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート)樹脂は、PETボトル等で良く知られている樹脂で、酸成分のテレフタル酸(又はテレフタル酸ジメチル)とアルコール成分であるエチレングリコールを重縮合して得られ、反応率が100%に近い安全性に優れた樹脂です。

押し出し時に冷却すると非結晶の無延伸PETシートとなり、A-PETシートとなります。
A-PETシートは透明で、真空熱成形ができ、強度、安全衛生性、リサイクル性に優れたシートとなります。
A-PETシートは、耐熱適性は悪いシート(60℃以上で熱による変形が始まる)ですが、透明性を問わなければ結晶化速度を速め結晶化させる事によりC-PET(C=結晶化=Crystallized)となり、約220℃程度の耐熱特性を持たせることも可能です。

また、シート製造時に加熱延伸(延伸PET)をすることにより、耐熱温度を上げたり、表面硬度を上げたり、または表面の厚みの公差を狭めたりすることも可能です。延伸PETは、レントゲンフィルムや、写真フィルム、OHPシート等で幅広く活用されておりますが、価格が高価なことや、罫線特性が悪いことからクリアケースには使用されません。
《特徴》
  • 厚み0.20mm厚~0.40mm厚
  • 優れた透明性とすばらしい光沢があります。
  • 有機・無機薬品に対し広範囲な耐性を示し、酸、アルコール、エーテル類等にも侵されません。
  • 優れたガスバリア性
  • 耐油性に優れる為に、油分の多い食品用のトレーとしての使用に最適です。
  • PET樹脂はPETボトルとして飲料水や調味料の容器に使用される通り、無味・無臭である為に、内容物の味や香りに影響を与えません。
  • 焼却時の燃焼カロリーが5,500Kcalと低く、木材や紙並みです。
  • PET樹脂は焼却の際に、水と炭素と二酸化炭素に分解されるだけで、それ以外の有毒なガスは発生しません。
  • PET樹脂は、例えばPETボトルを粉砕、洗浄の上再度ペレットに戻すことにより、再度シーティングしてやれば成形品用途やクリアケース用途の材料として使用することが可能です。
  • 優れたヒンジ特性:屈曲強さに優れ、繰り返し折り曲げても白化しません。
A-PET樹脂については、通常2種類の材料を、三層構造で作る「二軸三層」方法で作られます。
表面層(表面と裏面)は同一材料、中間層は別の材料、と素材のベースを変える事が出来ます。

PP(ポリプロピレン)樹脂

PP樹脂の特徴として、弾性があり、触感が柔らかく、ヒンジ性(繰り返し開けたり閉めたりの作業を行っても切れ難い)に富み、耐薬品性に優れ、比重が軽いことが上げられます。
PP樹脂は、これらの特性を生かして、多く見受けられる用途として、文具関係のファイルフォルダー、バインダー等の表紙として使用されており、また、キャリーケース用としても多く使用されております。
焼却時の有毒ガスの発生については、A-PET樹脂同様に塩素ガスなどの有毒ガスが発生することはありません。
《特徴》
  • 0.25mm厚~0.40mm厚
  • 透明度はありますが、A-PET等と比較した場合、 若干劣ります。
  • 優れた耐薬品性があります。
  • 焼却時の燃焼カロリーが12,000kcalと高いです。
  • 材料のコシは弱いが、触感が柔らかく温かみがあります。
  • 常温時の耐衝撃性が高いです。
  • 色付き・ライン入・シボ柄など種類が多いです。
  • A-PETに比べ、傷が目立ちにくいです。
  • ヒンジ特性に非常に優れています。
PP高透明でも十分な透明性がありますが、冬場の輸送・落下衝撃による割れ発生の市場クレームを避ける為に、耐寒グレードを使用することは、非常に有効です。
《注意事項と対処法》
PP樹脂は温度による熱収縮性が大きいため、暖められると伸びて、冷やされると縮む修正があります。
PP樹脂は、元来表面平滑性が高い材料で、未処理の場合はインキが密着しにくく、接着にも悪影響が出ます。
従いまして、PPメーカーは印刷や接着を必要とする加工に使用される材料の場合は、印刷及び接着適正を良くするために両面にコロナ処理を行い、表面を電気的に粗らして、インキや接着剤の密着を良くしようとしております。
但し、このコロナ表面処理は時間と共に効果が薄れて行きますので、一般的にはオフセット印刷に使用される場合は、シートの製造から冬場で2ヶ月以内、夏場では1ヶ月以内に印刷することを推奨しております。
溶剤系のインキを使用するグラビア印刷や、シルク印刷の場合、この期間がそれぞれ2週間から4週間程度使用可能期間が延ばせる可能性がありますが、いずれにしても出来るだけ早く使い切ることが最善です。

PVC(ポリ塩化ビニール)

以前は塩ビ(PVC=ポリ塩化ビニール)しか材料が無く、今の様にダイオキシン問題も大きな問題となっていなかった上に、塩ビ自身が非常に加工性、透明性が良く、また幅広い分野で大量に使用されていたことからリサイクル率も高い材料として塩ビが一般的に使用されておりました。
1980年代の後半から、ヨーロッパ(特にドイツ)でダイオキシン問題が広く取り上げられ始め、1990年代に入ってからは塩ビを極力使用しない様にする活動が活発になり始めました。

※塩ビ樹脂でも焼却処理の際に、完全燃焼をさせてやれば、ダイオキシンは、発生しないことは確認されておりますが、逆に不完全焼却の際には発生することが認められております。

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